今更ながら『何者』の話

舞台『何者』の千穐楽から約2週間。

未だにうまく言葉はまとまらないけど、どうしても自分なりに長妻くんの演じた【宮本隆良】くんについて記録を残したいから見切り発車でブログを打ち始めてみる。

 

《宮本隆良くんのビジュアル》

『何者』舞台化のニュースを知った時、元々原作小説が存在していて、映画でやっていたことも知ってたから長妻くんの演じる役を映画では誰が演じていたのかが気になっていた。

調べた結果、映画では岡田将生くんが演じていた役だったんだけど、岡田くん演じる隆良くんは髪がくるくるしていて。

私は個人的にさらすっとんな髪型が好みだったから、「長妻くんも髪くるくるさせるのかなぁ。さらすっとんがいいなぁ。(笑)」と失礼ながらぼんやり思っていたりもした。

後に原作を読んだ結果、岡田くんのビジュアルがより原作イメージに近いということを知るんだけど。(笑)

 

11月上旬。出演者6人の写真入り『何者』フライヤーがお目見えした。

隆良くんのビジュアルが私の望み通り髪がくるくるしていないことに歓喜しつつ(笑)このビジュアルを維持しててほしいな、と願う毎日だった。

 

そして2017年11月25日(土曜日)。『何者』初日。

元々観劇予定はなかったんだけど、お声をかけていただいて当初の予定よりも早く隆良くんを観ることが出来た。

黒髪さらすっとんな隆良くん。何着ものロングカーデを着こなす隆良くん。びしっとスーツで決める隆良くん。

最高かよ。

どなたの判断かはわからないけど、髪型をくるくるパーマにしないこと、そしてメインの私服はロングカーデと決めてくれたあなた、本当にありがとう!(笑)

 

《宮本隆良くんのキャラクター》

隆良くんは就活に興味がなく、会社に属さず自分の実力だけで生きていきたいと思っていて、就活している子たちを少し見下しているような子。

でも裏ではこっそりしっかり就活してるし、瑞月ちゃんに突かれたくないところをガツンと突かれて分かりやすく動揺するし、イライラもする。

そして、一緒に仕事をしようと言っていた相手(ギンジ)もいたけど、相手の考えが間違っているのに変えようとしないから仕事の件も破談になったと本気で思ってたりもする。

 

長妻くんがパンフレット内で隆良くんのことを「大人になりたいけど、心はまだ子どものまま」って言ってたんだけど、本当に言い得て妙だなーと思った。

きっと隆良くんは誰よりも周りの人に認めてもらいたいのにそれを素直に表へ出せなくて、いつも自分の意見を理論立てて伝えることで自分のプライドや自分自身を守っていたんだろうなぁ。

でもそういう風にスマートには行動出来ない人間らしいところや理香ちゃんに対して態度、それに瑞月ちゃんの内定祝いで乗り気じゃないように見えつつもちゃっかりタンバリン持って参加してたり、泥酔した光太郎くんを迷惑と思いつつちゃんと相手してあげるところが、隆良くんの良さであり、隆良くんを100%悪者に出来ないところなんだろうな、とも思う。

 

《個人的に好きだった隆良くん出演シーン》

「全て」と言ったらそこで話が終わってしまうから(笑)特に好きだったシーンを書いてみる。(順不同)

 

・隆良くんの初登場シーン(Twitterのプロフィール欄を言っていたところ)

⇒立ち姿、喋り方、身振り手振り…一番はじめに【宮本隆良】というキャラクターを印象付けるには十分なシーンだったと思う。

 

・就活組4人vs隆良くんで歌い踊るシーン

⇒長妻くんがパンフレット内で「ただ踊るだけじゃなく、そこに感情を乗せていかなければいけない」と言っていたけど、特にこのシーンで拓人くんとにらみ合うシーンは隆良くんの感情がダンスに乗っていたように感じた。

 

・理香ちゃんがコンビニへ行くのについていく隆良くん

⇒ここは何と言っても隆良くんが理香ちゃんの手を自然と取って歩き出す瞬間が大好きだった。スマート隆良くん!

 

・喫煙所に現れる隆良くん

⇒拓人くんが(作りものだけど)たばこを吸ってたから、隆良くんはどうなるんだろう…と思ってたけど、結局吸わず手で持つところまでだったのは、やはり長妻くんの実年齢(19歳)が関係しているのかな。長妻くんの喫煙シーンだなんて、きっとかっこいいだろうけど想像つかない…いつか見れる日がくるかしら。

 

・瑞月ちゃんの内定祝いシーン

⇒全然乗り気じゃないように見えるのに、なんだかんだシャンシャンとタンバリンを鳴らす隆良くんについ頬が緩んでしまうワンシーン。

 

・一日一写真のシーン

⇒劇中で唯一穏やかな素の隆良くんが見れた気がする。あんな穏やかな笑顔を見せてくれる隆良くんが悪い子な訳ない。(笑)

 

・泥酔した光太郎くんの相手をする隆良くん

⇒光太郎くんって隆良くんと正反対で、素直で人の懐に入るのがうまいから、結局は隆良くんも光太郎くんのことを受け入れているイメージ。実はそんな光太郎くんにちょっとした憧れの気持ちを隆良くんが抱いていたら私が嬉しい。(笑)

 

・泣いている理香ちゃんを慰める隆良くん

⇒隆良くんと理香ちゃんってあまり表立ってラブラブな訳ではないけど、きちんとお互いがお互いのことを信頼してて好きなんだな、というのがふわっと伝わってくるシーンだった気がする。

 

《隆良くんを演じた長妻くん》

隆良くんのセリフ一言目はTwitterのプロフィール欄を言ったものだったんだけど、一言目を発した瞬間、今までより滑舌も発声もぐんと良くなってて、まず感動した。

そして普段は明るくニコニコした印象の長妻くんだけど、舞台の上にはどこにも長妻怜央くんが見当たらなくて、完全に宮本隆良くんが存在していた。

今回私はありがたいことに初日、中盤、終盤と三度観劇させていただけたんだけど、初日より中盤、中盤より終盤とどんどん良くなっていた気がして…長妻くんにとって初めての外部舞台、本当に吸収出来ることばかりで日々成長出来る、素晴らしい現場だったんだろうなーと感じた。

 

あと、今回は出演者が同年代(1991年生まれ~1998年生まれ)の6人だけということもあって、共演者同士の絆もすごく深まったんだろうなぁ。

実は先日行った湾岸ライブ、私が入った回に『何者』共演者の4人がいらしてたんだけど、らんれおも4人見てすっごく嬉しそうに手振ったりしてたし、4人も2人が近くに来た時は特に盛り上がってて。

ジャニーズJr.ってどうしても他事務所の方と接する機会が中々ないと思うんだけど、長妻くんにとってまだまだこれからっていうときにこういう経験が出来たのはいい刺激になっただろうし、きっと幸せなことだったんだろうなーと思う。

 

長妻くんはきっとこれからも私の見たことない姿、景色をたくさん見せてくれるんだろうなぁ…と思うとわくわくした気持ちが止まらなくなる。

次はどんな長妻くんに逢えるのか、今から本当に楽しみ。